水理計算システム「等流・不等流」Ver1.0

本体価格 ¥176,000-(税抜価格¥160,000-)

製 品 概 要

  1. 等流計算並びに不等流計算が可能です。
    選択項目(ラジオボタン)より切り替えが可能です。
  2. 流速算出公式は2種類から選択が可能です。
    等流計算 :マニング公式・ガンギレー・クッター公式
    不等流計算:マニング公式・ベルヌーイの定理
  3. 全14種類の形状断面での計算が可能です。
    等流計算 :全14種類
    不等流計算:全13種類
  4. 不等流計算では、同一測点に2断面設定が可能です。

計 算 式

  1. 摩擦損失係数
  2. その他損失係数
    2-1.漸縮・漸拡

  3. 2-2.急縮・急拡

    2-3.段上げ

    2-4.段落ち(小落差工)

    2-5.湾曲

    2-6.屈折

    2-7.任意損失
    漸縮~屈折までの損失水頭以外を考慮したい場合、または自動算出による損失係数を任意に設定したい場合と漸縮・漸拡・湾曲で補完断面に自動的に係数を割り当てたくない場合に用います。       

計 算 仕 様

  1. 断面の補完
  2. ※不等流水面追跡計算は、計算間隔毎に断面を補完して水頭の計算を行います。但し、上流断面と下流断面で水路形状が異なる場合には上流断面の形状を引き継ぎます。
    例)入力断面の区間が10.0mで上下断面共に台形水路の場合に、計算間隔が5.0mの場合計算時に青断面が補完されます。
    ※計算間隔での断面補完は追加距離での判定となります。例)計算間隔が10.0m、測点間隔20.0mの場合
  3. その他損失係数
  4. 2-1.漸縮・漸拡・湾曲の区間に生じる損失は下流側断面に設定されます。
    2-2.急縮・急拡の断面変化に生じる損失は下流側断面に設定されます。(同一測点に2断面設置可能)
    2-3.湾曲損失設定した際に、補完断面が作成された場合には損失係数算出条件の偏角αも補完された角度に分割されます。
    2-4.段落ち損失は、段落ち地点からおおよそ落差の30倍下流側に設定されます。

操 作 概 要

入 力 画 面(1)

  • 起動直後の入力画面は初期値が"等流計算"の仕様になります。
  • "不等流計算"に切り替えますと"測点名"等の欄がON状態に成り、ページ数も1ページ増加します。
  • 等流計算の計算種類は3通りです。
    流量と水深の検討ケースとして3ケースの計算を同時に行えます。
  • 等流計算では、平均流速公式を2種類から選択が可能です。
  • 等流計算では14種類の形状断面での計算が可能です。
  • 余裕高の算出公式は、"設定変更"ボタンにより詳細設定が可能です。
    余裕高の設定は"常流時","射流時","円形管・馬蹄形管"のグループに分かれており、それぞれの条件変更が可能です。
    各項目をクリックすることでグループ詳細が開かれます。

入 力 画 面(2)

  • 等流計算での水路寸法画面では"水路幅を比較する"が使用可能です。
    最小幅、最大幅、計算ステップを入力することで複数の水路幅を計算出来ます。
    また、"勾配を比較する"の計算機能より、こちらも最小値、最大値、計算ステップを入力することで勾配を変化させた比較計算が可能です。


計 算 結 果 画 面(1)

  • 等流計算の計算結果は、"水路幅"と"勾配"の2つを同時に比較した際は項目数の少ない方をタブとし、多い方をセルの横方向に表示されます。
  • タブの切り替えより左下の断面図の表示切替と、計算結果のセルを選択すると右下の水理特性曲線が選択された計算条件での表示に切り替わります。
  • 初期状態での"OK","NG"の判定は、水路深さと余裕高の比較での判定となります。
    "d+Fb"欄の文字色が赤色は"NG"を示し、青は"OK"を示します。
  • 入力画面(1)で許容流速を入力している場合には"流速"も赤・青色表示で判定結果が表示されます。


入 力 画 面(3)

  • 不等流計算選択時には、測点名などの欄が変更可能な状態になります。
  • "測点方向"とは、河川などは一般的に下流から上流に向かって測点番号が増加するのに対し、水路などは上流から下流に向かって増加されるための設定となります。
  • 不等流計算の断面データは、測点データを元に上流から下流方向に断面が自動的に並べられます。


入 力 画 面(4)

  • 入力しました断面は下側のリストに上流側から順番に追加されていきます。
  • 水路断面形状は必要に応じて変更が可能です。必要な情報を入力後、「断面登録」ボタンで追加します。
  • 測点距離が同じ情報を登録する際には、"上流側"か"下流側"かの判断を促す確認画面が表示されます。
  • 同一測点距離に2断面の登録が可能です。(急縮・急拡・段上げ等)
  • 登録済みのデータ(測点距離、水路敷高、断面形状、断面寸法)の変更は、画面下側のリストから"断面順序"列の数字ボタンをクリックすることで各情報を呼び出し、修正後に"断面変更"ボタンをクリックすることで確定します。
    その際に同一測点距離が存在する場合には、"上流側"か"下流側"かの確認画面が表示されます。
  • 上流側と下流側を入れ替えたい場合には、上流側又は下流側を呼び出し、断面変更ボタンより入れ替えが可能です。
  • 不要な断面を削除する際は、"断面順序"列の数字ボタンで断面を呼び出し"断面削除"ボタンより削除が可能です。
  • "計算起点断面"は所謂支配断面となる断面番号を選択します。

入 力 画 面(5)

  • 各種損失の設定は一覧にチェックを付けるか、各ページ毎にあるチェックボタンの"○○損失を考慮する"の選択より各種損失の計上が可能です。
    また、複数の損失選択が可能ですが不自然な組み合わせの設定は出来ません。


計 算 結 果 画 面(2)

  • 不等流の計算結果画面では計算断面毎の流況が確認出来、計算上水深が2種類あり得る断面は"水深"欄が青色で表示されます。
    "水深"欄をクリックすることで水深候補から水深の選択が行えます。
  • グラフは表示項目のチェックより表示内容の切り替えが可能です。

ダウンロード

    カタログ       出力例(等流計算)     出力例(不等流計算)     体験版(Viewer版)  
   


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